About

kioku手芸館「たんす」とは

大阪市西成区山王にある元タンス店を活用した創造活動拠点です。「ものづくり」を軸とした「創造の場」が、新たな公共の場(共有空間)として、地域住民/市民のみなさんに必要とされ、支えられる場をめざして活動しています。

「たんす」のコンセプト

- 地域にあるものを活かす
- 他領域との協働
- アートを媒介にする

「たんす」のめざすところ

- 創造の場作り:空き家活用した地域のサードプレイスとして
- 新しい地域福祉:ものづくり/アートを媒介として
- 新たな地域コミュニティの創出:多世代が集まる居場所の形成

<たんす>の活動について

photo : toshie kusamoto

オリジナルプロダクトの制作と販売

<たんす>に集まる素材(不要になった布/毛糸等)を活用し、地域の女性の手仕事によるオリジナルプロダクトの制作および販売をしています。今後はアーティストやデザイナーとのコラボーレーションによる商品開発や、近隣の町工場等ででる廃材を活用した商品開発などにも取り組んでいく予定です。

photo : toshie kusamoto

ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」のショップ&アトリエ

「NISHINARI YOSHIO」は、美術家・西尾美也が、地域の女性たちとの共同制作により立ち上げた西成発のファッションブランドです。
装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目し、様々な人々との協働による表現活動を探求してきた西尾が、<たんす>に集まる地域の女性たちと共に約一年かけて行った服づくりのワークショップを経て、「NISHINARI YOSHIO」のコンセプトが立ち上がりました。地域の女性たちによる予想を裏切るアレンジや発想の飛躍、西尾が考えるイメージとの齟齬など、予期せぬズレがコンセプトの一つになっています。<たんす>2Fでは「NISHINARI YOSHIO」のショップとして服の展示・販売もしています。
NISHINARI YOSHIO website

展示販売会・ワークショップ(不定期)

<あるものを活かす>をコンセプトに想いを共感できるブランドやクラフト作家を紹介する展示販売会やワークショップを開催し、暮らしに寄り添うものづくりを提案します。

〉これまでの 展示販売会 / ワークショップ

出張販売(不定期)

活動の認知度を上げるためにも関西圏を中心とした手作りマルシェやポップアップストア等へ出張販売を行っています。

〉これまでの出張販売

これまでの「たんす」について

「たんす」は西成区山王/今宮エリアに拠点を置き、地域に根ざした活動を展開する大阪市の文化事業「ブレーカープロジェクト」が、美術家・呉夏枝と行ったワークショップから派生して生まれたスペースです。約1年間の活動を経て地域の女性たちの居場所へと変化を遂げ、その後も、ブレーカープロジェクトが推進する創造活動拠点として継続することになりました。その後、2014年度より美術家・薮内美佐子との2年に渡るプロジェクトに取り組み、2016年度から始動した美術家・西尾美也とのプロジェクトへとつながっていきます。
2012年に「たんす」をオープンして以降、地域に根ざした創造の場のあり方を常々考えてきましたが、市の文化予算に左右されずに活動を継続していくべく、2018年4月より「ブレーカープロジェクト」の企画・運営を担ってきた事務局メンバーによって立ち上げた一般社団法人 brk collective[ブレコ]へと運営母体を移行しました。

沿革

2012年10月:
元タンス店の掃除・改装スタート
2012年12月:
kioku手芸館「たんす」開館(呉夏枝によるプロジェクトの一環として) ▶︎ 詳細
2014年4月:
薮内美佐子によるプロジェクト始動 ▶︎ 詳細
2016年4月:
西尾美也によるプロジェクト始動 ▶︎ 詳細
2018年:
一般社団法人 brk collective[ブレコ]へと運営母体を移行
大阪市ボランティア活動振興基金、アーツサポート関西、おおさか創造千島財団 採択
2019年:
公益財団法人トヨタ財団、大阪市ボランティア活動振興基金 採択
2020年:
公益財団法人トヨタ財団、大阪市ボランティア活動振興基金 採択